還暦祝いの挨拶について

この2月で私の母親が60歳になり還暦を迎える。

 

親戚で集まって食事をしながらお祝いをする事になったが、
「挨拶を含めた仕切りは長男がやってくれと」と姉上から依頼をされた。

去年、父親の十三回忌の法事の際にも献杯の挨拶をやらされ、
そういった事はあまり好きではないのだが、もういい年齢なので仕方がない。

 

参考になりそうな挨拶文面をWebで探してみるがパッとしない。

なにがパッとしないって、下記のような堅苦しい文面しか出てこない。

本日は、母の還暦を祝って、かくも多数の皆様にお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。
親戚一同を代表致しまして、ひとこと挨拶させていただきます。

今回は10人にも満たない小規模な集まりなので、
上記のような挨拶をする必要もないかとは考えているが、

とはいえ、姉ふたりの旦那も40歳前後の人達という事もあり
あまりいい加減な事もできず、何とも悩ましいところである。

 

体裁はさておき、母親へのメッセージについて考えると、
「長生きしてください」というのはいかにも年寄り扱いだし、
「干支が一巡で第二の人生を」とかも中身がないというか意味不明である。

上記のような形式ばったメッセージは必要ないと感じているが、
還暦というのが人生のひとつの節目である事は間違いないので、
これまでの感謝の気持ちを込めて楽しい祝いの場にしたいとは考えている。

 

なかなか考えがまとまらないが、
「皆さま本日はお忙しい中お集まり頂きまして誠に有難うございます。」
を冒頭につけて、

手短かに挨拶を申し上げてから、
「それでは、○○の還暦を祝い、
また皆様のご健康をお祈りしまして、乾杯をさせて頂きます。」
という流れが一般的であろう。

 

最後に、実は60年で一周というのが良く分からなかったので、
Wikipediaを見て勉強したので軽くメモ。

日本で「干支(えと)」という場合、ね、うし、とら、う、たつ…の十二支のみを指す用法がよく見られるが、後述するように十干と十二支の組み合わせが「干支」であり、「えと」と言う読みも十干の兄(え)と弟(と)に由来するものであって、本来は誤りである。
10と12の最小公倍数は60なので、干支は60回で一周する。干支には、すべての組合せのうちの半数しかない。例えば、一覧01~60で5回ある「子」のうちに、「甲子」はあるが「乙子」はない。これは、10と12に共通の約数2があるので、干支の周期が積の120ではなく、最小公倍数の60になるからである。

十干十二支
※画像はこちらのサイトより拝借しました。

 

また気が利いた挨拶がもし思いついたら追記をしたいと思う。(たぶんしない)