会社の話ではなく個人の話だが、
民事訴訟に巻き込まれたので備忘録も兼ねてメモ。
内容としては、
私の父方の祖母、の母の父の弟の長男が
私の父方の祖母の母の父の父の名義の不動産の
所有権を移転せよという内容。
私の父は既に亡くなっているし、その祖母も亡くなっている。
原告は会った事もない人で、その不動産も知らない物件だが、
その不動産の法定相続人44名を相手に民事訴訟を起こしたという訳だ。
私もその44名のうちのひとりである。
訴状に添付されていた家系図を見たところ
物件の所有者は慶応3年8月生まれとの事で
江戸時代からのルーツを感じられたのは結構興味深いですが
まぁ迷惑な話です。
訴訟とはいっても、金銭を要求されている訳ではなく、
所有権移転の手続きをしてほしいという点と、
訴訟費用はこちらの負担にするという2点が請求内容だ。
まず訴状が届いた際には、裁判所が遠方だった事もあり
期日当日には行かず、答弁書だけ郵送で提出する事にした。
内容としては、所有権移転手続きをするのは構わないが、
訴訟にする必要はないから取り下げろといった概ねそんな感じ。
で、それから2ヵ月ほど経ってから判決内容が裁判所から届いた。
判決内容としては、所有権移転手続きをせよ、というのと
訴訟費用は被告らの負担とするという内容。
民事訴訟法61条によると敗訴したほうが
訴訟費用を負担しなくてはいけないとの事。
(訴訟費用の負担の原則)
第61条
訴訟費用は、敗訴の当事者の負担とする。
とはいえ、訴訟費用に弁護士費用は含まれず、
訴訟の印紙代とか郵送にかかった切手代とかだけなので
2~3万円と思われる。44名で割ればひとり当たりはいくらでもない。
こんなのを長引かせるつもりもないので
これで受け入れようと思う。
ただ、44名のほとんどが知らない人たちだが、
この後の流れはどうやって進むのであろうか。
とりあえず先方から何らかの連絡があると思うので
それまではこちらからは何もせず待ってみたいと思う。
また追記をする。