先週、交通系電子マネーの月間利用件数が
1億1千万件を突破したとリリースが出ていた。
交通系電子マネーのご利用件数が最高記録を更新!
(PASMOのプレスリリース)
もちろんこの件数には自動改札など交通利用をカウントしておらず
純粋な電子マネーとしてのショッピング利用件数だ。
仕事柄知っておく必要があるので
関連情報をさっと調べたついでに軽くメモを残す。
まず主要電子マネーの月間決済件数について
Edyに関しては約3,200万件との事。
この数字は2014年6月8日付け日経流通新聞から抜粋したという
こちらのページから引用。
交通系電子マネーは1億1千万件に対して、
Edyは3,200万件との事で、3分の1以下である。
それに対し発行枚数について、Edyは7,800万枚、
交通系電子マネーについては、
Suica4,400万、PASMOが2,300万、その他1,000万、
合計でざっと同数と言ったところ。
引用元は、Edyの枚数は公式ページからで、
交通系電子マネーは産経ニュースから、
2013年9月末と10月末時点の数字との事なので
ほぼ同時期とみて問題ないだろう。
発行枚数はほぼ同数にも関わらず、
Edyの利用件数は3分の1以下で、
いかにアクティブユーザーが少ないというか
実態のない発行枚数といえるだろう。
よくクレジットカードとかにEdy機能がついているが、
そういった件数もカウントされているから多いものと思われる。
導入店舗にとって重要なのは
発行枚数ではなくアクティブユーザーなので
誤解がないよう注意が必要であると再認識をした。
またWAONやnanacoも決済件数は多いが、
決済全体の大半がイオンもしくはセブン&アイでの
グループ内だけでの偏った利用であろうと考えられるので
これも単純にアクティブだから良いという訳でもないと思う。
今後も引き続き件数の推移を観察していく。