XPのサポート終了につき

スラッシュドットジャパンの投稿を読んだ。

Windows XPを使い慣れた高齢の初心者向きLinux、何がおすすめ? | スラッシュドット・ジャパン Linux

多くの人が同様の問題に直面していると思われるが、Windows XPのサポート終了に伴って、母のパソコン(若い方々にとっては「おばあちゃんのパソコン」となるだろう)のOSをどうすべきか悩んでいる。どちらにしても変更する必要があるので、Linuxへの移行に最適なタイミングではないかと思う。うちの母は82歳で、パソコンをメールとWebブラウズにのみ使用している。そのため、機能面でいえばどのディストロでも問題ないだろう。

サーバOSとしてのLinuxではなく、
クライアントOSとしてLinuxを活用するという話である。

 

XPのサポート終了に伴い、
Linuxへの移行を検討する記事を良く見かけた。

うちの会社にもLinux(Ubuntu)が入っているマシンがあるが、
UIも美しく、ブラウザとメールソフトだけであれば
何の不自由もなく利用ができる。

下はUbuntuの標準デスクトップ環境Unityの画面例。

Unityの画面例
※画像は下記の記事から引用してます。
クライアントOSS活用最前線 – OSSの基本ソフト(OS)の特徴と3つの利点:ITpro

 

ただ、Linuxデスクトップを日常的に使用する問題点としては、
結局のところLinuxで動作しないソフトやアプリケーションである。

例えば、iTunesもそうだし、
何よりMS Office(Word,Excel,PPT)についてだ。

 

OpenOfficeとかLibreOfficeもまだまだ互換性には大きな問題がある。
受け取った相手にちゃんと表示されているか心配しながら
使い続けるのはなかなか辛いものがあると思う。

じゃあデュアルブートでXPを残して、
Officeを使うときはネットを遮断してXPを立ち上げて…
なんていうのは効率が悪すぎるし、
XPに入っているのは恐らくOffice2003なので同時にサポートが切れる。

だいたいXPが入ったままの古いマシンであれば
もう寿命が近いだろうし、動作が重たくてストレスもあるだろう。

ようはもう諦めて新しいPC買いなさいという話である。

 

ただ、冒頭のスラッシュドットの投稿のように
Officeは使わず、ネットを見るぐらいにしか使わない場合はどうだろうか。

スラッシュドットのコメント欄には下記のような書込みがあった。

当人は善意と思い込んでいるから手に負えない。

windows7にすべき
なぜ全然使い勝手の違う物を押し付けるのか
Linuxは使いたい人にしか勧めるべきじゃない

 

私を含めたオタク寄りの人であれば、
「無料で使い続けられるよ!」とやってあげたい気持ちはわかるが、

もちろんWindowsとは操作方法が違うので、
「使いづらいのにされちゃったな…」と思われたまま、
結局買い替えるという気まずい情景が目に浮かぶ。

実際のところネットとかだけなら、
タブレット等に買い替えたほうが良さそうに思う。

 

まぁLinuxは好きな人が「手間を楽しむ」的な側面もあるんでしょうね。