先週見かけた記事が面白かったのでメモ。
もちろんうちのような小さな会社でも
特定の誰かにしか出来ない業務というのは
極力なくしたとは常々考えている。
「会社の印鑑を押す」とか「法人口座からの出金権限」などは
責任が重たいので、代表と私以外の誰もできなくて良いし、
従業員の給与等のデリケートな事に関わる労務や経理業務、
メールが閲覧できてしまうサーバの管理権限などについては
誰にでもできるようにする必要はない。
逆にいうと上記内容を除いて、
特定の誰かにしかできない業務が存在しているのであれば
組織として健全でないと考えている。
いまの会社ではない問題であるが、以前の会社では
「お客さんが待ってるのに○○さんがいないと処理が進まない」
「不具合がでているのに○○さんじゃないとこのPGは修正できない」
のような困った状況はよくある話であった。
その属人化した作業を抱えた当人はそれこそ
「おれがいないと何もできないな」と思い込みがちであるが、
顧客対応をしている営業担当からするとたまったものではない。
うちではそういった事が発生しないように強く意識をしていきたい。
前述の労務や経理やサーバ管理などは、ハッキリ言ってしまうと
覚えれば誰にでも出来るし、誰がやってもさほど変わらないと考えており、
あまり仕事の深みはないなと、少なくとも担当している私自身は感じている。
以下、すべて私が得意ではない事ばかりではあるが、
営業数字に結びつく事、顧客対応に関わる事、
クレーム処理に関する事、進捗管理に関する事、
上記のような事項こそが標準化が難しく、
またどこの会社に行っても重宝される仕事ではないかと感じている。
これをいかに社内ノウハウとして共有していくか、
がとても難しく面倒で、とても重要な仕事であるように思う。