信用保証協会の料率計算例

信用保証協会の料率を計算したので備忘録も兼ねてメモを残す。

うちの会社は昨年某メガバンクからプロパー融資を出してもらえたのがだが、別のメガバンクからプロパー融資と保証協会それぞれ1,000万円ずつの合計2,000万円の提案をもらったのでうける事にした。というか2ヵ月前の事なのですでに着金済である。

知っている人に心配をされるといけないので一応記載をしておくと、資金繰りに窮しているという事はまったくないのだが、売上が増加しているのでそれに伴い手元流動性比率という部分で念のため運転資金を増やしているというだけである。

 

提案されたプロパー融資の年利は約1.5%で、保証協会のほうは約0.9%(+保証料)という内容だったので保証料は年利に換算するとどんなものなのかと気になったので事後で計算をしてみたという次第である。

東京信用保証協会のページをみると下記のような計算式がある。

信用保証料=貸付金額×信用保証料率×保証期間(月数)/12×分割係数

 

今回の保証料は192,500円で、内訳をみると下記のような感じだった。

192,500円=10,000,000円×0.50%×84÷12×55%

 

信用保証料率はこのページに記載されているpdfを見たのであるが、恐らく料率区分は9段階中8のランクだったと思われる。中小企業会計のチェックリストを提出しているので-0.1%、0.6-0.1で0.5%である。

責任共有保証料率表

 

10,000,000円の保証料が192,500円なので単純に1.925%を7年で割った2.75%が年率かというともちろんそうではなく、アドオン率と似ているがそれとはまた違うので年率に変換するというのはすぐに計算式が思いつかなかった。

仮に10,000,000円を84回で返して金利総額が192,500円ぐらいになる年利をエクセルのCUMIPMT関数で逆算すると大体0.54%となった。

CUMIPMT関数で計算

※C6セルに入力している計算式
=CUMIPMT(C4/12,C3,C2,1,C3,0)

保証協会を使った場合の0.9%の金利総額+保証料192,500円の金額と、0.9+0.54%=1.44%の金利総額が概ね一致したので一応スッキリ。

 

変換できる計算式を考えてみたいと思うので、もし出来上がったら再度投稿をする。